人間は、不完全で怠惰な生き物です。

一度決めたことに対し、徹底的に一貫した行動を取り続けるのはとてつもなく大変なことです。

この組織での活動は 「レンガを積み上げること」 に似ています。丁寧な仕事でレンガを積み続ければ、遥か空高くレンガの塔を築くことができます。しかし、もしレンガを雑に積んでしまうと、崩壊するか、これ以上積めない状況に陥るでしょう。

このページは、この組織で重視している仕事に対する姿勢や思想、哲学を記し、組織文化を定義します。この組織では、ここで定義された文化を徹底的に遵守します。

もし、文化を守れていない方を見つけたとき、この組織に所属する全ての方は、たとえ相手が組織の重鎮であろうとも、次のメッセージを送ることができます。

それは文化に反している。受け入れられない。

この組織では、「それは文化に反している」のメッセージを送ることを大変奨励します。組織文化の維持に努めた方、組織文化の衰退を止めた方を褒め称えていきます。


“変えないこと"と"変えてよいこと”

文化を言語化する手段として、この組織における “変えないこと"と"変えてよいこと” を定義していきます。

あなたの創造力と自主性をもって、存分に"変えてもよいこと"。組織が絶対に譲らない、あなたに守ってもらいたい"変えないこと"。 これら2つを明確に定義します。


変えないこと

1. 顧客への価値提供と体験の質に影響があるものは、徹底的に検討し、丁寧な仕事と戦略に基づいて行動する。誰もが納得でき、間違いなく良いと断言できなければ、受け入れられない。

全ての仕事に徹底や完璧さを求めるわけではありません。

顧客への価値提供と体験の質に影響があるものに限り、頭をフル回転させ、丁寧な仕事をしようということです。そして、この領域に関する意思決定や行動は、誰の目から見ても、間違いなく良いと断言できるものでなければなりません。

具体例

組織文化づくりの協力依頼

Aさん: Bさんにぜひ組織文化の土台をつくってほしい。協力してもらえないだろうか?

Bさん: いいですよ。GitLabの文化が非常に良いから、それを真似すれば良いと思います。 以前やったことやGitLabのHandbookで書かれていることを、そのままコピペすることになりそうだけど、それでいい?

Aさん: それは文化に反している。受け入れられない。 我々には我々の適したやり方があるはず。他人のプラクティスをそのまま流用して、最高の組織が作れると思えない。 組織文化の土台を築く仕事は、組織において最も重要な仕事の1つである。それをコピペで済ませようとしている姿勢が受け入れられない。

あなたのそのやり方で、本当に間違いなく最高の組織をつくれると断言できるのか? 例えば、私が考えているのは、このCultureページのようなものだ。Bさんはどう思う?


変えてよいこと

記載予定